当社が誇る経験・技術・ノウハウの多くはこの作業からスタートし、積み重ねられたものです。今も変わらずお客様の期待に応える商品をつくり、仕上がりの水準を保ちながら、さらに新しい技術を積極的に取り入れ、サービス品質の向上に努めています。

化成処理は、亜鉛・アルミダイカストの耐食性・塗装密着性を向上させる目的で行われ、低コストで美しく仕上がる点などが特徴です。
当社はRoHS指令により、2006年1月からクロムフリー処理（三価クロム処理・ノンクロム処理）に取り組んでいます。環境と人にやさしい企業を目指し、よりよい商品をお届けします。

金属鋳物で生成される部品の耐久性に影響する多孔質部分「巣穴」を、樹脂により封孔する処理です。本来不良品となる製品を、含浸技術により蘇らせることができます。SHiNKOの含浸システムは短時間、かつ100％に近い封孔効果が可能な点が強み。漏れ止めはもちろんのこと、メッキや塗装のふくれ・剥離・腐食防止の前処理など、広範囲に活用されています。

バフ研磨は、メッキ処理の前後に行う研磨処理です。この研磨がメッキ製品の最終的な仕上がりを大きく左右し、当社のトリプルニッケルマイクロポーラスクロムメッキの前処理としても、欠かせない工程となっています。製品の不良率を下げる要因はバフ研磨にある、といっても過言ではないでしょう。

SHiNKOで研磨を行うのは、少なくとも3年以上のキャリアを持つ職人のみ。独自のノウハウにより製品の「巣穴」などを除去し、より品質が高まるよう磨きをかけます。
バレル研磨に関しても同様に、商品価値を向上できるよう、さまざまな素材・形状に合わせて最適な研磨を施します。

アルマイトは、アルミ・アルミダイカストを陽極として電解により酸化させ、表面に酸化アルミニウムの耐食性皮膜を施す処理のこと。SHiNKOでは長年にわたり培ってきたメッキの前処理ノウハウをもとに、アルミの展伸材はもちろん、アルミダイカストへの高耐食性アルマイト皮膜処理も行うことができます。

アルミダイカスト上の黒アルマイト処理にも、SHiNKO独自のノウハウあります。

無電解ニッケルメッキとは、均一折出性が高く、耐摩耗性・耐熱性・耐食性に優れたメッキ加工処理。熱処理（400℃で1時間のベーキング処理）をすることにより、硬度（Hv）を900～1,000に高められます。

SHiNKOでは、鉄素材や主にアルミおよびアルミダイカスト上に無電解ニッケルメッキ加工を行っています。交差の厳しい部品なども、プラスマイナス2ミクロンの範囲でメッキ処理が可能です。